インタヴュー(103)

ー現在の職務についてお尋ねします。仕事の分担量はいかがですか?
 多いと思っています。これは、難しさも伴っているところがありますが。
ー質についてはいかがですか?
 難しいことが多いと感じています。
ー適正についてはいかがですか?
 難しいと感じているということは適していないといえるでしょう。
ー能力は発揮できていますか?
 モチベーションが下がっていて、とてもそれどころではありません。
ーでは、職場の雰囲気はいかがですか?
 見かけは問題ないのでしょうが、私にとっては良くないと言わざるをえません。
ー満足度はいかがですか?
 満足しているわけないでしょうが。
ーまとめていただけますか?
 求められている命題の難しさもあり、結果的に業務量が非常に多いと感じている。
 難題を解決するというと聞こえは良いが、その方向性及び手続きに同意しかねており、業務に対するモチベーションが低下しているため、満足の行くしごとが出来ていない。
 長時間の残業が常態化しており、メリハリが無い。
 結局は後で苦労することになるのに、見かけの結果にこだわるという方向性にはまったく賛同できない。
ーありがとうございました。今年は何か新たに取り組まれたことはありますか?
 残業を減らすことをテーマとしていましたが、今年度、係員が3名転出し、1名減の2名補充で、そのうち調整員が主査になったため、その業務の窓口もすることになり負担が増えてしまいました。また、転出した他の2名が担っていた業務についても関わる部分が増えたため、とても残業を減らすことはできませんでした。
ーこれまでの経験を踏まえ、今後取り組みたい職務はありますか?
 本当に困っている人の話を聞くこと。そして、何らかの方向性を示してあげることをやりたいと思っています。
ーそのために何かをしていますか?
 昨年から放送大学で心理学の勉強を続けています。
ーやりたい業務はありますか?
 あります。
ー最後に自由な意見を。
 残り10数年の間、困っているひとの話を聴くしごとをしたいと思います。人の役に、少しでも立てるしごとをしたいと思っています。

走れ! 児童相談所

走れ! 児童相談所

児童虐待―現場からの提言 (岩波新書)

児童虐待―現場からの提言 (岩波新書)

児童虐待と児童相談所―介入的ケースワークと心のケア

児童虐待と児童相談所―介入的ケースワークと心のケア

児童福祉と心理臨床―児童養護施設・児童相談所などにおける心理援助の実際

児童福祉と心理臨床―児童養護施設・児童相談所などにおける心理援助の実際

児童相談所 汗と涙の奮闘記

児童相談所 汗と涙の奮闘記

昼の子供夜の子供―児童相談所物語

昼の子供夜の子供―児童相談所物語

児童相談所援助活動の実際

児童相談所援助活動の実際

子どもの権利ノート―全国の児童相談所+児童養護施設で利用されている

子どもの権利ノート―全国の児童相談所+児童養護施設で利用されている

児童虐待 おかやまから116人の提言

児童虐待 おかやまから116人の提言