私自身へのインタヴュー(26)

−映画のだめ後編はいかがでしたか。
公開初日だったためか、ほぼ満席で、前から二列目でしたので、ちょっとスクリーンから近すぎました。映画に集中できなかったかもしれません。のだめの髪が明らかに「かつら」であることや峰の生え際にも「かつら」であることがはっきりと見えました。峰役の瑛太水川あさみが少し太っているのも気になりました。ネットで上野樹里さんがあまり自信がないというようなコメントをしていたようですが、そういう印象は確かに受けました。テレビシリーズのときのような弾ける感じが無いようでした。前編は千秋が主役?でオーケストラの音楽を映画館の大音量で存分に楽しめたのですが、後編はオーケストラの場面が比較的少なく、映画館でなくても楽しめるかもしれないなと感じました。のだめと千秋のラブシーンの方に重きを置かれているというところでしょうか。原作に忠実にということもあってか、のだめがシュトレーゼマンとコンツェルトでデビューするあたりのリハーサルのシーンを入れる時間が無かったようですが、ここは抜かして欲しくなかったところですね。リハではスピードを上げさせて、本番では超スローな演奏をしてしまうところにひとつのポイントがあったのではないかと思うのです。撮影したけどうまくいかなかったのかもしれないですが。逆に、テルミンのところが原作とは離れてしっかりと描かれていたのが対照的でした。きっと、このシーンの方がうまく映像化できたのでしょうね。とにかく、あまり期待しすぎないで見に行く方がよいのではないでしょうか。

1Q84 BOOK 3

1Q84 BOOK 3

ようやく1と2を再読した。ずっと、ユングの心理学のことを念頭に置きながら読んだ。フロイトユングについて言及されているところもあった。2の最後で青豆は自殺したというのが一般的な理解だと思うが、さて、3ではどうなるのやら...。ただいまから読み始めることにします。