私自身へのインタヴュー(47)

−「職人」ということばに反応するのですか?
 そうなんです。子どもの頃から下町の「職人」の世界で育ったのですが、その世界から外に出たいと思い、サラリーマンになりました。でも、中学生、高校生の夏休みなどは、現場の掃除や片付けなどの見習いのようなことをやっていたこともあり、時折、「職人」の世界の方が実は向いているのではないかという思いは常に感じてきました。
−それが、最近さらにつよくなってきたのですね。
 はい。そうなんです。本気で「職人」になろうと思い始めています。さしあたり、心理学、とくにユングの考えを基本に、カウンセリング職人になりたいと思っています。

四つの恋の物語 (集英社文庫)

四つの恋の物語 (集英社文庫)

モーツァルトの4つのオペラをモチーフにした4編の短編小説。いま、最初の「フィガロの結婚」を読んだところ。森瑤子さんの本はあまり読んだことはなかったが、勉強会の次回の題材ということで読んでおくことにした。夫にかまってもらえない40代の妻をめぐる物語というところか。