私自身へのインタヴュー(33)

−5年後に何をやっていると思いますか。
社会のために貢献できるしごとをやっていたいですね。具体的に何をすることが社会のための貢献になるのかということについて、これまで模索してきたわけですが、そろそろ年齢的なこともあり、体力的な限界もあるので、猶予はなくなってきたのではないかと思っています。
−具体的ではなくてもある程度の方向性ぐらいは示すことはできますか。
気持ちの良い方向へということはひとつのキーワードだと考えています。自分自身が気持ちよいこと、それは基本だと思います。衣食住に関することであることは間違いありません。
 衣:古着
 食:パスタ、玄米、豆、味噌、マクロビオティック、野草、山菜
 住:無暖房、在来軸組み工法
長谷川等伯展に行かれたそうですね。
はい。行ってきました。遅い時間に行ったので、行列は30分待ち程度でした。でも、中はかなりの人ごみでじっくりと鑑賞するという感じではありませんでした。それでもNHKの日曜美術館で勉強しておいたおかげでじっくりと見たい作品を鑑賞することができました。巨大な涅槃図と萩の屏風がやはりお気に入りになりました。画家とは注文を受けてこそ作品をつくる機会を与えられるもの。それが基本なのかもしれないのだとあらためて感じた展覧会でした。

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無暖房・無冷房の家に住む

無暖房・無冷房の家に住む

著者の話を聴いた。ちょっと個性的な方のようだった。住宅の壁は水蒸気が通るようにすべき、ビニールで閉じてしまうのはおかしい、結露の原因になる。タイベックという紙は空気を通さないが水蒸気を通す紙で、この紙が開発されたのは結露しないことを目的につくられたのだというお話しだった。