私自身へのインタヴュー(2)

−具体的に生活する場所としてはどこを考えているのですか?

 地名は分からない。丘があり谷がある地形、家は丘の上に、耕作地は谷に。寒いのが嫌なので、標高の高いところは避けたい。水がきれいな方が良いのだろうが、贅沢はいえない。これから土地を探して家を建てようと思っている。理想のイメージはあるが、具体的な街の名前まではまだ決められない段階。と、いうか、ようやくイメージが出来てきたところだから。旅先の風景で記憶に残っている中では軽井沢の近くの小諸のイメージ。奈良の柳生にも良い印象がある。海外ではイタリアの海沿いの街、列車の窓から見える風景はどこも魅力的だった。カプリ島シチリア島も。旅は見飽きた風景から離れて未知の風景を目にすることができるので、いまだ知ることのできない理想の街のイメージを描く能力が高まることに気がついた。

−子どもを持つことについてはいかがですか?
 子どもは好き。でも、育てるとなるととても大変なことはこれまでの経験からよく理解しているつもりだ。自分の子どもをつくり、育てたいという気持ちはあるが、まだ、うまく想像できない。このままだと寂しい人生になるのではないだろうかという気もしている。だからというわけではないが、昨夜も知人にある女性との食事会を設定してもらうよう依頼したし、明日の日曜日には親戚のおばさんがいとこの娘を紹介するからという電話をもらったのでフラメンコのインストラクター?と会うことになった。ことしはしばらく婚活をしてみたいとおもう。だって、もう人生は折り返し点をはるかに過ぎているのだから。