私自身へのインタヴュー

−夢を語ってください。−
 争い事が無く、あたたかい陽射しを受けながら、やわらかな生活がいつまでも続くことを夢想しています。労働を提供することで食物を手に入れる。農作業や大工仕事。時には陶器も焼くし、家具もつくる。クリストファー・アレグザンダーの『パタン・ランゲージ』が私のバイブルです。

−お金は必要ないのでしょうか?−
 医者にかかるとか、薬を手に入れるためにはお金は絶対必要。もしお金が無かったとしたら、命が短くなる。

−農村地帯で暮らすことが望ましいのでしょうか?都会のナイトライフは魅力的だと思うのですが。−
 都会のマンション暮らしは人間性にとって悪い影響しか与えるような気がしています。しかし、善し悪しは、後でいくらでも意味づけられるもの。
その時々には判断できるものではない。私も一人でお酒を飲みに行くのがすきで、だいたい決まった店に行きます。お店の店員さんや、店で出会ったお客さんととりとめのない話をしています。都会で暮らす楽しさは捨てがたいと思っているのです。『パタン・ランゲージ』にはそういった部分も含まれていて、田舎と都会が隣接しているイメージだと思います。

−あなたの趣味は何ですか?−
 本を読むこと。だったのですが、視力が落ちてきたためかすぐに疲れてしまうようになり、かなり読書量が落ちています。ダイソーでいちばん弱い老眼鏡を買って使っています。音楽を聴くのも好きです。パソコンでネットのクラシック専門チャンネルの放送を聞き流しています。「のだめカンタービレ」もおもしろく読みました。映画も好きです。映画館にはほとんど行かないのですが、ケーブルテレビで少し前の映画をよく見ます。最近みたのは『イルマーレ』。サンドラ・ブロックはすてきな女優でした。『パリ、テキサス』も観ました。ナスターシャキンスキーがたまらなく美しかった。何度も観ているはずなのですが、観る度に新鮮です。それと、数年前から競馬に取り組んでいます。最近ようやく予想の仕方が分かってきたような気がします。

−あまり生産的ではないですね。−
 その通りだと思う。生産的といえるかどうか分からないが、いま放送大学で心理学の勉強をしています。試しにいくつかの単位を取得しました。何となく心理学全体のすがたが想像できるようになりかけています。しごとで役に立つかもと思っていましたが、なかなかすぐに役立つような勉強はできていません。大学院から始めたが、大学のコースもネットで試しに聞き始めている。基本を固めるのが大事なのかもしれないと思っているところです。