『笑う住宅』石山修武著 ちくま文庫

「自宅の建築」というタグを作った。これからしばらくこのテーマでも書いてみたい。

笑う住宅 (ちくま文庫)

笑う住宅 (ちくま文庫)

家を建てることを考えるとき、一番最初に思い出すのがこの本である。
使いたいドアノブやキッチンやトイレなど、設備に必要な部品を自分で購入し、若い駆け出しの建築家にその部品を使って住宅の設計をさせれば良いという主張がなされている。セルフビルドという概念である。

ハウスメーカーが用意した、ごく“平均的な”商品としての住宅ではなく、建築主が必要な家を建てるためには発想の転換が必要であると主張されている。(の、だと思う。)

いよいよ、わたしにも家を建てる時期がやってきた。
土地探しから始めるが、「公売」の情報なども集めながら本気でかねてからの念願であった“建築”に取り組む。

だって、建築士になるのが私の夢だったのだから。