いきなりはじめる仏教生活

いきなりはじめる仏教生活 (木星叢書)

いきなりはじめる仏教生活 (木星叢書)

 第1章を読了。
 著者のお寺は宅間死刑囚(すでに死刑執行された)が犯行を起こした池田市にあり、少なからず事件の関係者との繋がりもあるのだという。
 宅間死刑囚のことは忘れかけていたが、記憶が蘇ってきた。

 煽られていることを意識することの重要性。精神分析学や心理学の知識と仏教の知識との融合。この本は、心理学を学びたい、仏教を学びたいといういまのわたしの心境に合致していることをあらためて感じる。

 ただ、文体は正直いうと少し読みにくい。しかし、これに手を入れると読みやすくなりすぎて心にひっかからなくなるのだろう。そういう意味ではこのままで良いのかもしれない。
 おそらく、この著者はこういう話し方をするであろうか。あるいは、テープに録音してから文章に起こしたのだろうか。講義録を読んでいるような感じもする。 最初に著者のことを知ったのは、夕方のニュースだったが、映像の中の著者の話し方は結構なめらかだったような気もする。

 一気に読んでしまうのは惜しいので、一章ずつ読んでいくことにする。