石井君へ

君は、きょう一体何をしに来たの?
私たちは、みんなでこれまでじっくりと議論を積み上げて一定の段階まで来ていたのに。きょうの君の物言いは、一番最初の段階よりさらに前に戻ったようなことばかり呪文のように繰り返していただけだよ。えらいことをしてくれたもんだ。

横で聞いていたひとたちも、どうしてあのひとはあんなことばかりいうんでしょうねとか、あの人、あんな人だったっけというようなことをいっている人もいたよ。かなり回りの人たちの評価を下げてしまったようだね。

「調整」ということばを何度もきみは使ったけれど、きょうの君は「調整」とはまったく反対の「ぶっこわし」でしかなかったよ。それが、世間の評価だ。
残念だが、ぼくも君の事をこれ以上応援することはできない。
君を守ることはできない。

つまり、君の考えているのとは反対の方向で「調整」をさせてもらうことにするということだ。ぼくは、少なくとも君より「調整」能力が高い。「君とは違うんです!」というのは福田元首相の記憶に残ることばだが、それとは違うんです。

ちょっと、落ちとしてはいまいちだな。