NPOがもっと活躍できるようにするべきだ。

アムステルダムの「KIDS GIDS」
 オランダのアムステルダムで通訳をお願いした方のお宅で食事をご馳走になったときに、日本にはないような何か面白いものはない?と、奥さんに聞いたら「キッズガイドが面白いよ。子どものためのいろいろなサービスの内容と連絡先を集めた本なんだけど、最初は普通の主婦が始めたんだけど、いまは立派な本になっているんだ。すごく有名な本で駅の売店で手に入るから一冊買って買えれば。」といわれたので買って帰った。しかし、オランダ語だし、ホームページも英語のページがなかったので、詳しくは分からなかったが、デザインもすっきりしているし、楽しそうな雰囲気にあふれた本だ。タイトルは、「KIDS GIDS AMSTERDAM 2002」で、11.32ユーロだった。ウェブは、www.kidsgids.nl いまはどうなっているだろうか?
NPOがもっと活躍できるように
 職員が2〜3年で次の職場に移ってしまうような役所のような組織では特定の目的を持ったプロジェクトをすすめることは不可能だ。志を持ったリーダーを中心に、プロジェクトの趣旨に賛同したものが協力して、プロジェクトを企画し推進していく。そういうNPOがもっと活躍できるようにすべきだ。NPOはもっともっとインターネットを活用できるに違いない。
・サラリーマンはストレスの解消のために仕事帰りに酒を飲んだり、気晴らしに大金を投じるが、もっと安い給料で我慢すれば残業や中間管理職の苦悩を味わうことなく日々を過ごすことができるので、若い世代はフリーターでいいやということになってきたのだろう。
・さらにもう一歩この状況を嘆くのではなく積極的に受け入れてみるならば、公共の利益のために貢献するような特定の目的を追求するNPOで働くことをもっと応援していくべきではないか。
NPOであればなんでも応援しようというのではなく、たとえば、平田オリザさんの「青年団」のような活動をイメージしている。きっと、目的をできるだけ限定した、成果の分かりやすいプロジェクトが対象になるのだと思う。
・好きで参加する場合には、給料にそれほどこだわらない。場合によってはお金を払ってでも手伝いたいということもある。こういう活動は、GNPやGDPには直接影響しないのかもしれないが、数字に現れない部分で地域や社会を元気にすることに貢献することができるはずだ。